TANOKAGA! ~たのしい科学~

教科書では語られない科学ネタの紹介・解説を中心とした、学生向けのブログ

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TANOKAGA! ~たのしい科学~ へようこそ。
ここは、私が「気になった科学ネタ」「自作した動画教材」などを紹介するブログです。

教科書には詳しく載っていない事柄で、かつ授業で使えるかもしれないネタを中心に記事にしようと思います。 視聴覚素材の利用や、わかりやすい解説で、中学生や高校生が理解できる記事を書いていきたいです。
もちろん、科学に興味を持った大学生以上の方も大歓迎です。 ただ、その道の専門を学んでいる方にとっては、簡単ゆえに物足りないかも知れません。

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宇宙のすべての物質は原子から作られており、その原子にはたくさんの種類があります。原子の種類のことを「元素」と言います。

元素は、自然界に存在するもので90種類ほど、我々人類が人工的に作り出した物も含めると112種類が確認されており、それらはとあるルールに従って分類されています。
元素を規則正しく並べた表を「周期表」と言います。誰しも学校で必ず勉強しているでしょう。水素は原子番号1番、炭素は6番・・・といった具合で、112番がコペルニシウムという元素です。
元素は、英語で言うところのアルファベットのようなもの! 元素を分からずして科学を理解することは不可能なのです!

さて、元素は超巨大な装置「加速器」を用いることで人工的に作り出すことが可能です。
新しく生み出された新元素は、名前を与えられ、周期表に組み入れられます。

そして今年、10年ほど前にはじめて生み出された114番元素と116番元素の名称が決まりました。
10年も前に作られた元素の名称が、何で今更決まるの? と疑問に思う方、ぜひ続きを読んでください。
解説は以下から。
まず、新元素を作り出すということは非常に難しいということを理解しておきましょう。なぜなら、原子番号が大きい元素(=巨大な原子)ほど、自身の巨大さに耐えられず、崩壊してしまいやすいのです。せっかく新元素が作れたと思っても、まばたきするよりも早く壊れてしまいます。

そしてそれにもめげずに新元素が発見できたとしても、それを世界が簡単に認めてくれるわけではありません。
科学的事実かどうかを確定させるためには、「追試」をして「再現性」があるか確かめられなければなりませんからね。この再現性の確認が非常に時間のかかる作業です。世界中の他の科学者たちが、同様の元素を作り出さなければならないからです。

というわけで、114番元素と116番元素は、再現性がとれて、それを国際純正・応用化学連合(IUPAC)という権威ある国際組織が認めるまでに10年以上かかったわけです。
そして初めて新元素は名称を与えられるわけですが、ほとんどの場合、第一発見者が命名権を得ることになっています。

114番元素は「flerovium」,116番元素は「livermorium」と名付けられ、5月30日、国際的に認められました。
しかしこれはあくまでも英語名。日本語の名称は、日本化学会という団体が決めることになっています。そして6月22日、それぞれ「フレロビウム」「リバモリウム」と決定されました。

114番元素Fleroviumおよび116番元素Livermoriumの日本語名称が決まりました|日本化学会

「なんだよ、アルファベットをそのまま英語読みしただけじゃないか」と思いますよね?
でもきっと、この日本語名称を決める作業って案外大変なんじゃないかな、と私は思うわけです。(もちろん想像ですよ。)
ここで決められた名称がそのまま、教科書をはじめ、科学論文や研究に使われることになるわけですからね! 責任重大!
「リバモリウム」も、「リバーモリウム」とも読めるわけで、そうしなかったのも何かワケがあるのかも知れない!?

というわけで、来年度の教科書にはきっと116番までの元素が掲載されていることでしょう。楽しみです。

ここで、「おや? 113番と115番が無いんじゃないかい?」と思いませんか?
その理由も、この記事を読んでくださった方なら分かると思います。そう、「作られたけど、再現性がとれていない等の理由で、国際的に認められていない」からですね。
実は、113番元素は日本の理化学研究所が第一発見者とされています。113番元素の存在が認められたら、日本発の元素名がつく可能性が高いわけですね! これも楽しみですね!
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