TANOKAGA! ~たのしい科学~

教科書では語られない科学ネタの紹介・解説を中心とした、学生向けのブログ

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TANOKAGA! ~たのしい科学~ へようこそ。
ここは、私が「気になった科学ネタ」「自作した動画教材」などを紹介するブログです。

教科書には詳しく載っていない事柄で、かつ授業で使えるかもしれないネタを中心に記事にしようと思います。 視聴覚素材の利用や、わかりやすい解説で、中学生や高校生が理解できる記事を書いていきたいです。
もちろん、科学に興味を持った大学生以上の方も大歓迎です。 ただ、その道の専門を学んでいる方にとっては、簡単ゆえに物足りないかも知れません。

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ヒトiPS細胞  (C) 京都大学

自称・ハーバード大学客員講師 森口尚史氏が、iPS細胞を用いた臨床応用手術を世界で初めて実施・成功したと発表し、それを読売新聞が一面で報道したことに端を発した問題・・・事態は短期間のうちに急展開を見せ、森口氏の発表は虚偽&読売新聞は大誤報という、大問題に発展しました。

この問題については、当事者である読売新聞をはじめ、他社マスコミやインターネットのまとめサイト等を見れば、事態の推移やそれぞれの主張の違いについて知ることができるので、興味がある人は調べてみると良いでしょう。
その際は、必ず複数の情報源をあさることを心がけましょう。誤報という大失態をしてしまった読売新聞は苦し紛れな記事になっていますし、他社マスコミは鬼の首を取ったかのような調子の良い記事になっていたりします。見ていてとても楽しいですし、それ以前に、物事を多角的に捉えることは真実の追究のためにとても大切なことです。

森口氏の発表内容はツッコミどころが満載なので、ここで私が科学的な解説をいろいろするよりも、上記の情報源を見た方が手っ取り早いでしょう。私はiPS細胞の専門家ではありませんしね。
ただ、ノーベル賞受賞者の山中教授もおっしゃっていたことですが、「iPS細胞の臨床応用は時期尚早だ」と、これだけは言えるでしょう。

iPS細胞は、特定の遺伝子を皮膚細胞などに導入することによって作られます。体の細胞が過ごしてきた時間をリセットし、発生初期までそれを巻き戻すことで、体のどんな組織にでもなれる状態を作り出すものです。
しかしiPS細胞はその製造過程が原因で、通常の細胞よりもガン化しやすいという欠点があります。本来存在しない遺伝子を導入するわけですし、それに発生初期段階の細胞は爆発的に増殖することが仕事なわけですから、こういった副作用が出てしまうことにも納得がいきます。
この”ガン化しやすい”という欠点が克服できなければ、臨床応用には踏み出しにくい、というわけです。せっかく移植手術しても、そこからガンになってしまっては元も子もないですからね。

とまあ、iPS細胞についての科学的なお話はこのくらいにして、今回はこの一件が私たちに与えた教訓とは何なのか、考えてみました。
続きは以下から。
この問題の発端はもちろん森口氏です。
彼がどのような意図でこんな事を引き起こしたのかは分かりません(ただの功名心か、詐欺師なのか、精神病のたぐいなのか…)が、どんな場合にせよウソをついたらこんなふうに人生は転落していくという、反面教師としての道徳教育の素材にはなりそうです。

もうひとつ、それはマスコミ(今回については読売新聞)の責任。
氏の発表に少しでも疑問を感じて、裏をとってさえいれば(証拠を集めていれば)こんな大ごとにはならなかったはずです。しかもこの件については裏をとることは簡単だったはず。証言を集めれば済むだけですから。
噂によると、NHKにも同様の取材依頼があったそうですが、NHKは「裏が取れなかった」という理由で氏の発表を無視していたそうです。これが報道の正しいあり方ではないでしょうか。

しかしこれはなにもマスコミだけの問題ではないと思います。
一見、聞こえの良いことでも、冷静になって裏をとってみる・・・こういう姿勢は我々一般人にとっても大切な事だと思います。私も、このような姿勢で物事を見続けられる人間になりたいものです。

さて、この問題はまだ収束する気配を見せません。森口氏の過去の業績についても調査が入るとのこと。それに加えて、日本の医療行政や科学研究に関する暗部が浮かび上がるかもしれませんし、マスコミのあり方も変わ・・・らないかなぁ。役所や企業やマスコミといった大権力ほど保身が上手そうですし・・・。
今後、世論がどこまで盛り上がるかにもよるでしょうが、影響が多方面に及ぶ可能性は残っています。
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