TANOKAGA! ~たのしい科学~

教科書では語られない科学ネタの紹介・解説を中心とした、学生向けのブログ

このブログについて

TANOKAGA! ~たのしい科学~ へようこそ。
ここは、私が「気になった科学ネタ」「自作した動画教材」などを紹介するブログです。

教科書には詳しく載っていない事柄で、かつ授業で使えるかもしれないネタを中心に記事にしようと思います。 視聴覚素材の利用や、わかりやすい解説で、中学生や高校生が理解できる記事を書いていきたいです。
もちろん、科学に興味を持った大学生以上の方も大歓迎です。 ただ、その道の専門を学んでいる方にとっては、簡単ゆえに物足りないかも知れません。

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まずこちらの写真をご覧頂きたい。

2009-12-25_121746.jpg

このビルは、新宿副都心の端に存在する、「新宿パークタワー」である。
ホームページを見て頂くと分かるが、オフィス,ホテル,ショッピング街などのテナントが入る、ごく普通の複合施設である。

しかし、このビルの地下に、とある巨大工場が存在しているという事実を、皆さんはご存じだろうか。
今回は、その巨大工場に社会科見学潜入してきたので、そのレポートをお届けする。
巨大工場の正体は何なのか!? そしてそこでは何を作っているのか!?

答えは以下から!
このビルの地下には、東京ガスの関連会社が運営する「新宿地域冷暖房センター」という工場があります。
そこで作っているのは、ずばり、「熱」と「電気」です。

地域冷暖房センター(地冷センターと略す)とは、今注目されているエネルギー供給システムの一つです。
一カ所のエネルギー工場で大量のエネルギーを製造し、それを周囲のビルにまんべんなく供給することで、コストを抑えることができるのが、最大の特長です。この新宿地冷センターは、東京都庁をはじめとした新宿副都心のほとんどのビルに、熱エネルギーを供給する、世界最大級の工場なのです。

ここで作っているエネルギーは、熱と電気だと言いました。そしてこの工場の運営主が東京ガスだということが、今回のポイントになります。
ここでは、都市ガス(化学エネルギー)を原料にして、熱エネルギーと電気エネルギーの二種類のエネルギーを製造しているのです。一つのエネルギーから、複数のエネルギーをつくるものを、コージェネレーションといいます。

例えば、火力発電所は石油(化学エネルギー)を燃やして電気エネルギーを取り出しています。つまり、石油から得られるエネルギーはひとつです。さらに、作った電気は都市部に送られる途中で、一部が熱エネルギーとして無駄に流出しています。これらの理由から、火力発電所は石油本来のエネルギーをそんなに有効活用できていないのです。

それに対しコージェネレーション&地冷センターは、一つのエネルギー源から複数のエネルギーを取り出し、かつ、エネルギー供給路が極端に短い(だって、隣近所のビルに配れば良いだけですからね。)ため、火力発電所などよりはエネルギーの有効利用=エネルギー資源の節約ができるといえるでしょう。

具体的な仕組みを書きます。
まず、原料の都市ガスを燃やして発電します。これは通常の火力発電所と同じしくみです。もちろんこれによって電気エネルギーが作られます。作った電気は、パークタワーの各テナントに販売されます。
さて、ここで気づいて欲しいのは、「都市ガスを燃やしている」ということです。ガスを燃やすと、熱が出ますよね? じゃあ、発電時に発生している熱を、パイプに載せてビルに配れば一石二鳥ですよね?
というわけで、発電時の廃熱を蒸気にして、パイプで配れば、暖房や給湯用のアツアツの熱を販売することができますね。
またこのアツアツの蒸気を冷凍機の駆動に使用することで、4℃の冷水を生み出すこともできます。作られた冷水は、同様にパイプを伝って冷房用の冷水として販売されています。

このような地冷センターが、日本のいくつかの地域に作られています。地冷センターですべてのエネルギーをまかなうような社会が来るとは思いませんが、効率的なエネルギー消費社会にするためには、メリットの大きい取り組みであると思いました。
またこのコージェネレーションのしくみは、家庭用燃焼電池などの形で、我々の身近にも普及しつつあるようです。

次回は、同日に東京ガスのガス製造工場にも行ってきましたので、そちらのレポートをお届けしたいと思います。


※ 工場内の写真はたくさんあるのですが、保安上の観点から、自主的に公開をしていません。世界最大の冷凍機やパイプの写真、工場内部の詳しい構造については、上記のホームページをご覧ください。動画によるバーチャル見学ツアーができますので、もっと深く理解することができますよ。
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