TANOKAGA! ~たのしい科学~

教科書では語られない科学ネタの紹介・解説を中心とした、学生向けのブログ

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ここは、私が「気になった科学ネタ」「自作した動画教材」などを紹介するブログです。

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もちろん、科学に興味を持った大学生以上の方も大歓迎です。 ただ、その道の専門を学んでいる方にとっては、簡単ゆえに物足りないかも知れません。

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以前のこの記事で、私は「東京電力は東京ガスを露骨にライバル視しているようだ」と書きました。
確かに、電気中心の生活orガス中心の生活の優位さを、お互いにプッシュしていますね。それはテレビCMからも感じることができます。(オール電化 VS ガスパッチョ)
では、本当に東京電力と東京ガスはライバル同士であるのか、検証してみたいと思います。

それで2009年に訪れたのが、神奈川県にある東京ガス・根岸工場です。

2009-12-25_155530.jpg

※ 今回も、保安上の観点から、工場敷地内の写真の公開は控えたいと思います。ご了承ください。

解説は以下から。
東京湾に面する広大な埋め立て地に広がる、これが根岸工場です。

2009-12-25_negishi.jpg
東京ガス・根岸工場の航空写真 (C) Google Earth

根岸工場は、世界最大のLNG(液化天然ガス)地下タンクを持ち、首都圏に供給するガスの40%を生産する、東京ガスの中核工場です。
地面から飛び出ている丸い物体が、LNG地下タンクです。この中に、輸入されたLNGが詰まっています。

都市ガスの生産方法はとても簡単です。
外国で採掘された天然ガス(メタンが主成分)をその場で-162℃まで冷却して液化(これで、LNGになる)させ、タンカーに積みます。日本の工場に到着したタンカーは、LNGのままタンクに貯蔵します。都市ガスとして供給する時は、貯蔵しているLNGを取り出して、大量の海水をぶっかけて温め、気化させます。これでおしまい。あとは、ガスパイプに乗せて送り出すだけ。
海沿いに工場があるのは、タンカーの停泊のためだけでなく、気化用の水が大量に手に入るからなのですね。
やっていることの単純さと、コンピュータによる制御システムのおかげで、こんな巨大な工場でも従業員は数十人しかいなかったと思います。驚き!

さて、今回のテーマは、東京電力と東京ガスの関係、でした。
実はそれを如実に物語っているのが、上の写真なのです。この写真の中央部分はすべて東京ガスの工場です。しかし、上に張り出している部分は、東京電力の火力発電所なのです。ここでピンと来た人もいるでしょう。
そうです。この東京電力の火力発電所は、東京ガスからガスを買って、それを燃やして発電しているのです。逆に東京ガスの方は、この火力発電所で作られた電気を買って、工場を動かしています。

つまり、東京ガスと東京電力は、お互いに協力し合ってエネルギー事業を営んでいたのですね。この協力関係は、物の売買だけにとどまらず、防災訓練なども東京電力と合同で行って、不測の事態に備えているそうですよ。
東京ガスの担当者の方も、「東京ガスと東京電力はライバル関係のようによく見られます。しかしそれは営業部門でのこと。現場の我々はむしろ仲良しなんですよ。」とおっしゃっていました。
普段、両者のコマーシャルだけしか見る機会のない一般人にとっては、なかなか驚きの事実でしたね。

電気もガスも我々の生活にとっては無くてはならない物です。ライバル関係だけでなく、両者の協力関係についても、もっと多くの人に知ってほしいなと思いました。


2011/01/31追記:
誤解を生まないために、いくつか追記しておきます。
まず、東京ガスと東京電力の現場での関係ですが、どこの工場でも協力関係が成り立っているわけではないと思います。根岸のように、東京ガスと東京電力の工場が隣接しているところばかりではないでしょうから。むしろ隣接しているところの方が少ないと思います。
それと、根岸工場では、ガスと電気を売買する間柄と書きましたが、それよりは「共同運営」という表現の方が適切かも知れません。仲が良いことは事実なのですが。
両社の共同運営の実態は以下のプレスリリースからも分かります。

根岸基地のLNG(液化天然ガス)受入量が1億トンに到達
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