TANOKAGA! ~たのしい科学~

教科書では語られない科学ネタの紹介・解説を中心とした、学生向けのブログ

このブログについて

TANOKAGA! ~たのしい科学~ へようこそ。
ここは、私が「気になった科学ネタ」「自作した動画教材」などを紹介するブログです。

教科書には詳しく載っていない事柄で、かつ授業で使えるかもしれないネタを中心に記事にしようと思います。 視聴覚素材の利用や、わかりやすい解説で、中学生や高校生が理解できる記事を書いていきたいです。
もちろん、科学に興味を持った大学生以上の方も大歓迎です。 ただ、その道の専門を学んでいる方にとっては、簡単ゆえに物足りないかも知れません。

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electriclight.jpg

私たちの生活に無くてはならないエネルギーと言えば、電気エネルギーですね。
普段なにげなく使っている電気は、発電所で作られて、私たちの手元に届きますね。

発電所にもいろいろな種類がありますが、日本の主力は「火力発電」です。
火力発電では、石油・石炭・天然ガス、いわゆる化石燃料を燃やして発電しています。

さて、学校ではこのように、火力発電の燃料として、「石油・石炭・ガス」の順番で習っているのではないでしょうか?
するとなんとなく、「石油」を燃やして発電する「石油発電所」が主力のように感じませんか?

しかし実は、石油発電は日本では、いや、世界的に見てもとってもマイナー(少数派)な発電方法なのです。

それってホントなの? と思った人は続きをクリック。
以下の図は、エネルギー資源の授業の際にしばしば用いられるグラフです。日本の一次エネルギー供給の移り変わりです。
一次エネルギーとは、天然に存在するエネルギー源だとお考えください。我々は、この一次エネルギーを加工して、様々なモノを作っているのです。
これを見ると、現在の日本のエネルギー源の半分は、石油が占めていることが分かります。

electricenergy1.jpg

ちなみに、日本のエネルギー自給率(国産エネルギー源の割合)はたった4%です。エネルギー源の96%は、外国からの輸入に頼っているのが実情です。
さて、このグラフを見ただけだと、「なんだ、やっぱり石油が主力じゃないか。」と思ってしまいますよね。
では次に、以下のグラフをご覧ください。日本の発電電力量の推移です。発電所のタイプ別に色分けされています。

electricenergy2.jpg

これを見ると2008年の時点で、石油発電が作った電気はたった12%しかないことがわかります。やはりマイナーでしたね!
現在の火力発電の主力は、石炭発電と天然ガス(LNG)発電なのです。

ではなぜ、日本のエネルギー源の半分が石油にもかかわらず、石油発電はマイナーなのか。その謎を埋めるのが、「電力化率」(電化率)という概念です。

電力化率とは、一次エネルギーのうち、どれだけを発電に使用したか、を表す数値です。
日本の電力化率は、現在はおよそ40%です。つまり最初に提示したグラフのうち、発電所で電気エネルギーに変換されているのが4割ということです。
この4割という値は、あくまで石油・石炭・ガス・原子力・自然エネルギーなどを合計して、その平均を出したものです。石油だけに関して見ると、その電力化率はなんと、たった14%なのです。
つまり国内で使用される石油のうち、発電に回されているのは実は14%しかないということです。

では残りは何に使用されているのでしょうか?
石油の使用用途の多くは、乗り物の燃料や化学工業の原材料です。
私たちの身のまわりの乗り物は、石油を燃やして走るものばかりですよね?(自動車,飛行機,船・・・)
それにプラスチックや樹脂などの私たちの生活に欠かせない製品も、すべて石油から作られています。

なぜ石油発電がマイナーになってしまったのかという理由は、いくつかあると思います。
私が考えるところでは、
1.石油と石炭を比べると、石油の方が早く枯渇する。
2.石油は、工業原料などにも使えるので、発電に優先的に回すのはもったいない。
3.天然ガス発電の方が性能が高く、環境に与える影響も少ないから。
などがあるのではないでしょうか。

これで、石油を大量に使用する国なのに石油では発電しない、今回の謎は解けましたでしょうか?

ちなみに世界に目を向けても、やはり石油発電はマイナーで、石炭発電が主流になっています。
むしろ日本の石油発電比率12%は、世界的に見たらかなり高い割合なのですよ。

今後も、エネルギーに関する記事を書いていきたいと思います。
もっと勉強したい人は、資源エネルギー庁のホームページ(日本のエネルギー2010)へGO!
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