TANOKAGA! ~たのしい科学~

教科書では語られない科学ネタの紹介・解説を中心とした、学生向けのブログ

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ここは、私が「気になった科学ネタ」「自作した動画教材」などを紹介するブログです。

教科書には詳しく載っていない事柄で、かつ授業で使えるかもしれないネタを中心に記事にしようと思います。 視聴覚素材の利用や、わかりやすい解説で、中学生や高校生が理解できる記事を書いていきたいです。
もちろん、科学に興味を持った大学生以上の方も大歓迎です。 ただ、その道の専門を学んでいる方にとっては、簡単ゆえに物足りないかも知れません。

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WHO(世界保健機関)が、携帯電話から発せられる電波が、発がん(脳腫瘍)確率を高める可能性のある要因であると、初めて認定しました。

やっぱり? 携帯電話は発がんリスクを高める疑い、WHO(世界保健機関)が認定|ギズモード・ジャパン

以前から、携帯電話の長時間通話は脳腫瘍になる可能性を高める、との主張はありましたが、国際機関が初めてそれを認めたということになります。
しかし、まだ「発がん確率が高まる可能性がある」というあいまいな段階ですので、「本当に発がん要因となる」のかどうかは、今後とも研究を進めていって解明していくしかありません。

さて、この報道だけ聞いた人は、「携帯電話の電波は危ないんだ!」という感想を持たれるかも知れませんが、実は携帯電話だけでなく、他にも発がんリスクになり得る電波はそこら中にあるんだよ、というお話をしたいと思います。

携帯電話だけをワルモノにすべきではない、解説は以下から。
携帯電話で使われている電波は、マイクロ波という電波です。電波は周波数によって、いくつかに分類されています。
しかし一口にマイクロ波と言っても、その周波数はとても広範囲にわたっています。日本の3G携帯電話では、そのうちの800MHz帯や2GHz帯の利用が主流です。

一方でマイクロ波を利用している機器というと、電子レンジを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
食品をあたためるために、電子レンジは2.45GHzのマイクロ波を発射しています。

マイクロ波は、液体の水分子に吸収されやすいという性質があります。マイクロ波を吸収した水分子は、そのエネルギーを自身の運動エネルギーに変換し、水分子同士の衝突増加によって熱エネルギーが生まれます。このようなしくみで、食品があたたまるのです。

つまり、水分子を多量に含んでいる人体にマイクロ波を照射すると、細胞内の水が加熱されるわけですね。するとやけどを起こしたり、タンパク質が熱によって固まってなんらかの影響が出てくるでしょう。

もちろん、これは強力なマイクロ波を人体に当てたら、の話ですが、マイクロ波であることには変わりありません。携帯電話の電波出力はそれに比べてかなり弱いですが、2GHz帯の電波は電子レンジで使われている周波数に近いですし、長時間浴び続けるとその影響が蓄積するのかも知れませんね。(細胞組織の加熱・変性が発がんと関係あるのかは、調べてみないといけませんが・・・。)

今回携帯電話がやり玉に挙げられたのは、マイクロ波発信源を頭部(脳)に接して利用する機械だからでしょう。
ですが、マイクロ波を使用している機器は携帯電話や電子レンジだけではありません。マイクロ波はとても便利な周波数帯ですので、様々な通信機器に使われています。
特に最近広まっているのは、無線LANです。無線LANのb,g規格は、電子レンジと同じ2.4GHz帯のマイクロ波を利用しています。唯一電子レンジと異なる点は、「出力が強いか弱いか」だけです。
ただ、無線LANは頭部に接して使うものではありませんから、話題に上ることはないのです。でも、外国製の強力な無線LAN機器のとなりに生卵を置いておけば、いつかはゆで卵になっているかもしれませんね。(笑)

このように、マイクロ波は現在、そこら中を飛び交っている存在なのです。携帯電話だけが危険なものではないのです。
便利な生活を享受することと、健康を害する可能性をなるべく排除すること、この二つを天秤にかけたとき、どちらを優先すべきかは難しい問題ですね。現在の社会では、これを両立することはほぼ不可能ですし。それだけこの社会は電波というツールに依存しているのです。

ちなみに、携帯電話のカタログには掲載されていませんが、どの機種がどれだけの電波を発しているかは、TELECという財団法人が調査しており、その数値は公表されています。
携帯電話 SAR値」で検索するとヒットするでしょう。

SAR値(局所SAR)とは、電磁波エネルギーが人体にどれくらい吸収されたかを示す値、とでも言いましょうか。この値が小さければ小さいほど、人体影響が小さいと言えます。

私の知り合いには、
・携帯電話を購入するときはSAR値を調べてできるだけ小さい機種を買う。
・長時間通話するときはインカムマイクを接続して、頭部に携帯電話を近づけないようにする。
ことを徹底している人がいます。ちょっと神経質かも知れませんけど・・・。

日本の許容SAR値が、欧米の先進国に比べてだいぶゆるい基準であることも、その人の不安を刺激しているようにも感じます・・・。
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